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遺言劇場(1)

80歳の友吉が、若い家政婦さんと再婚するって!!  

村上家では、今、大問題が発生しています。
実は、老人ホームに入っていた満80歳になる「友じい」こと村上友吉が家政婦の絹代さんと再婚すると言い出したのです。

村上家の主・健一の実父である「友じい」は、大地主で代々の資産家でした。

しかし、寄る年には逆らえず前立腺肥大のため朝のトイレに入ると出るまでが長く、家族全員から文句が出たのです。

これがきっかけで、「友じい」は何一つ文句も言わず老人ホームに入ることにしたのです。
σ(・ω・*) オイラ 友じい

老人ホームに入った「友じい」は、頻尿以外はどこも悪くなく、直ぐに資産家であるとの噂が広まり、ホーム内では女性に大変モテたのです。

その内、「友じい」はこの老人ホームに家政婦として勤務していた絹代さん(40歳)が大変気に入り、足腰の丈夫なうちにと再婚することにしたのです。

Y(・ω‐)Yぃぇぃ。ルンルン♪ 


ええっ、そ、そんな!!

さあ大変です。村上家は蜂の巣を叩いた大騒ぎとなりました。

当主は村上健一氏でも、田畑・家屋敷の財産全ては「友じい」の所有名義です。

「友じい」に配偶者ができると相続財産の半分は絹代さんに移り、法定相続分はガラリと一変します。

家主・村上健一の嫁や娘までが、この事情を察して

 「友じい」が再婚なんかしたら、私もう「友じい」の面倒をみてあげないから〜 
(ノд・。) グスン

なんて言う始末です。

 ”お爺ちゃんは老後の大切な残された人生を、絹代さんと幸せに過ごしてネ”

とは言えないものなのでしょうかねー。 ┐( -"-)┌ヤレヤレ

相続してくれないなら老後の面倒を見ないという、誠に情けないというか空しい家族が結構ございます。

その一方で、老人の遺産を狙った結婚という再婚相手に問題のある不純な動機の事案も多く、家族の反対に理解できるケースがあるのも事実です。


コメント  

結婚は、本人の真意に基づくものであれば、配偶者としての権利が生じ、いくら周囲がガタガ言ってもしかたのないことなのです。

後は、寄与分遺留分を主張することとなります。
(*≧▽≦)


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