blog/2008-09-03
国指定史跡「広島城」を紹介します
朝夕はめっきり涼しくなりましたね。
今日は、私の住む町の国指定史跡「広島城」を紹介させて頂きます。
広島城は、広島市中区基町にある城郭です。
別名、鯉城（りじょう）とも呼ばれています。
威風堂々、これがそうです。
赤ヘル軍団の広島カープの名もこの「鯉（こい）城」からきています。
詳しくは、ここをクリックして下さい。
ところで皆様は、この広島城内が、日本の首都であったことをご存知でしょうか？
1894年の日清戦争の時、大本営が、東京から広島城内に移されたことを。
広島市は日本の首都だったんですよ。
明治維新以降、わが国の首都機能が東京から離れたのは、この１回限りなんです。
1894年9月15日から1895年4月27日の約８ヶ月間ですが、国家元首である明治天皇は、この大本営に滞在し、臨時の帝国議会も広島で開催されたのですよ。
広島大本営は、元々、第五師団司令部の建物のひとつで、木造2階建ての西洋風洋館だったそうです。
1894年9月15日に戦争指揮のため、広島に明治天皇が移り、大本営も移ったのです。
つまり、我が広島城の公園一帯は、明治天皇の皇居だった訳です。
広島大本営は、日清戦争の終結で、1896年4月1日に解散されましたが、明治天皇は、解散後も、4月27日まで滞在されたそうです。
その後、広島大本営は文化財として保護され、1926年に「史蹟明治二十七八年戦役広島大本営」として国の史跡に指定されたのです。
・・が、1945年8月6日の原爆投下で一瞬にして建物は崩壊し、残念ながら現在では、この碑石しか残っていません。
それが、これです。
後方に見えるのが広島城です。
城内の大本営は史蹟「明治二十七八年戦役広島大本営」として保存されています。
広島に大本営が置かれた理由は、
��1889年に宇品港（現在の広島港）が大型船舶の停泊ができるよう整備され
��1894年6月に山陽鉄道（現在の山陽本線）が広島まで延伸した
ことで、宇品港が戦場に近い軍港として整備されたからです。
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