blog/2008-09-29
がんばれカープ
1957年に誕生し、プロ野球「広島東洋カープ」の本拠地として愛されたてきた広島市民球場が、9月28日、最後の公式戦を終えました。
市民球場は、来年3月末で閉鎖され、51年の歴史に幕を下ろします。
レギュラーシーズンではラストゲームとなったこの日のヤクルト戦、市民球場には、赤ヘルファン3万人が詰め掛けてくれました。
中日と激しく演じるクライマックスシリーズ(CS)進出争いを後押してくれたのです。
カープ4番打者の栗原健太内野手(28歳)は、3―0の5回、1死一塁の打席で、赤一色に染まる左翼席中段に、21号2ランホームランを叩き込んでくれたのです。
そして、ヤクルトに快勝しました。
主砲、栗原がフィナーレを飾ってくれたのです。
阪神に移籍した新井の抜けた今季、赤ヘル軍団の4番打者に成長した赤き狼がしるした惜別の一発です。
市民球場は、20本以上の大漁旗が大きく揺れました。
広島カープは、3位をキープしました。
広島市民球場ファイナルゲームにふさわしい戦いでした。
「必ずここへ帰ってくる」・「ありがとう」
と書かれたボードで、広島市民球場は真っ赤に染まっています。
いま日本のプロ野球の話題は、阪神でも巨人でもありません。
広島カープです。
広島カープは創設以来一貫して若手をじっくり育て上げて、日本一にもなった球団です。
その対極にあるのが巨人です。
他球団で実績のある大物をカネでかき集めても大した成績を残せず、軌道修正を図りつつあります。
アメリカ大リーグでも同じ現象が出ていますね。
NYヤンキースは世界中からスター選手をかき集めながら、レイズの後塵を拝し、地区優勝は勿論、プレーオフにすら出場出来ない有様です。
松井はワールドチャンピオンの美酒を、未だ一度も味わう事が出来ないでいます。
広島カープの哲学が正しかったのです。
中日とのし烈な3位争いの先には、悲願のクライマックスシリーズが待っています。
そして、その先には…。
まだ、まだ、広島市民球場が盛り上がるチャンスがあります。
今のカープには明確な目標があります。
それに向けて結束しています。
監督とコーチ、選手の強い信頼関係があります。
このチームは、接戦を勝ち抜くコツを覚えたのです。
広島市民もナインも願いはただ一つ。
日本シリーズで、興奮の再現を信じています。
「それ行けカープ」悲願のCS進出へ、ムードは最高潮だ。
(=^‥^)ノ それじゃ〜、また
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